麗人悩み~女性の疑問を解決

女性の悩み、妊娠・出産や恋愛などへの新鮮な情報や悩みへの回答。また、妊娠時の栄養補給への葉酸サプリ摂法などをご紹介しています。容姿端麗の女性にも悩みはあるものです。

高年出産、高年妊娠を補う酵母に含有させた栄養素が摂れる葉酸サプリ

日本をはじめ先進諸国では非婚・晩婚化による少子化が問題となっていますが、晩婚化は出産年齢の高齢化を招き、現在では出産女性の26%が35歳以上、およそ3人に一人が高齢出産となっています。

また、35歳以上での初産は全体の約14%、7人に一人が高齢出産をしていることになります。

出生したときの母親の平均年齢をみると、2013年においては、第1子が30.4歳、第2子が32.3歳、第3子が33.4歳であり、上昇傾向が続いている。

参考:内閣府のホームページより

しかし、高齢出産自体は戦後の経済成長期以前のほうがはるかに多く、その割合もすでに20%を超えていました。

なぜならば、当時の日本は栄養状態も医療体制も現在のように充実しておらず、感染症や栄養不良などによる周産期の死亡率、新生児や乳幼児の死亡率が著しく高かったためです。

一方で子どもは農村の重要な労働力であり、戦前は国力高揚のため政府や社会そのものが「産めよ増やせよ」というムードを高めていました。

当時、子どもの数は7~8人は当たり前、多い場合では10人といった世帯も少なくありませんでした。

その頃の日本では20歳代前半で第一子を出産し、40歳前後まで子どもを産み続けることも普通でしたから、高齢出産に対する感覚も現在とはずいぶん違うものでした。

しかし、年代を下るに従って日本では婚姻率が低下、非婚・晩婚が増加して少子化だけでなく、高年初産の割合が高まっていきました。

現在、高年初産の定義は35歳以上となっていますが、1980年代までは30歳以上を高年初産としていました。

高年初産率は1980年まではわずか1~2%に過ぎなかったのが、90年代以降は右肩上がりに増えはじめ、現在では14%にまで増加しているのは前述のとおりです。

高年出産と高齢出産の違いとは?

一般的には「高齢出産」と呼ばれることの多い高年初産ですが、日本産婦人科学会では高齢出産いう言葉はなく、35歳以上の初産妊婦を「高年初産婦」と呼び、「要注意妊婦」と位置づけています。それでは、なぜ35歳以上の初産婦は要注意なのでしょうか。

高年初産婦のリスク

高年初産婦 リスク 高年初産婦(こんねんしょさんぷ)elderly primipara 三十五歳以降の初産婦を高年初産婦とする。 難産道強靭などによる分娩障害、染色体異常などの頻度が高まるという理由で、要注意妊婦という意味の名称である(日本産科婦人科学会2003:183)。高齢出産の歴史社会学

1991年以前は30歳以上とされており、かつ高齢出産と呼ばれていたものが、よりその定義に即した言葉として用いられるようになったのが、この「高年初産」であると言えます。

年齢がそれまでの30歳から35歳に変更となったのはWHO(世界保健機関)など諸外国の定義に合わせたもの、といわれていますが、日本人の長寿化も要因の一つではないでしょうか。

日本産婦人科医会の資料によれば、高年出産、高年妊娠の問題点(リスク)は、

  • 妊娠しにくくなる
  • 流産率が上昇する
  • さまざまな産科異常の率が上昇する

としています。

1. 妊娠しにくくなる

日本産婦人科学会によると、妊娠とは「受精卵の着床によって始まり、胎芽または胎児および付属物の排出をもって終了するまでの状態」と定義されています。

わかりやすくいうと、妊娠は排卵後の卵子が卵管に取り込まれ、精子と出会って受精が起こり、受精卵が分裂を繰り返しながら子宮へと移動して子宮内膜に着床することで成立します。

月に1回、卵巣から卵管へと卵子が放出され、性交後に精子は腟から子宮頸管、子宮へと進入して卵管に到達し、そこで1個の精子が卵子の中に入って受精が起こります。

参考:メルクマニュアル

精子はそのもととなる精祖細胞が胎児のころにつくられたまま休眠しており、思春期になると細胞分裂を始めて精母細胞となり、精子を作り始めます。精母細胞は常に分裂を繰り返して休みなく増殖しています。

一方、卵子も精子と同じように、そのもととなる卵祖細胞は胎児のころにつくられます。妊娠20週頃には胎児の卵巣の中におよそ700万個もの卵祖細胞がつくられるといいます。

しかし、その後卵祖細胞は変性と吸収を繰り返し、精子とは逆にその数はどんどん減っていきます。

新生児として生まれるころには、卵祖細胞は卵母細胞となり、その数は200万個ほどに減少してしまいます。

その後は分裂を休止して変性による減少が続き、再び分裂が始まる初経による排卵までに、その数は数万個にまで減っているといわれています。

妊娠出産が可能な年齢に達すると、毎月数十個の卵胞が発育をはじめ、そのうちの1個だけが選ばれて発育を続けますが、そのほかの卵胞は小さくなって吸収されてしまいます。

このように、最初に作られてから卵子はどんどん減り続けてしまうため、高年になるほど妊娠しにくくなってしまうのです。

年齢による卵細胞数の変化。

参考:日本生殖医学会

出生時に休眠状態となった卵母細胞は、排卵の順番まで眠ったままでいます

つまり15歳のときに排卵された卵胞も45歳で排卵される卵胞も、その卵母細胞は生まれたときに作られたものだということなのです。

作られてから45年を経過した卵は、排卵されるまでの休眠中にさまざまなストレスにさらされ、その質が低下していってしまいます。

数十年の年月を経た卵子は、受精に対する感度や細胞分裂の能力が低下し、分裂の際の染色体異常などが起こりやすくなります。

長期にわたって保存されているうちに卵の質が劣化することで、妊娠のしにくさをはじめとする高年妊娠のさまざまなリスクにつながっているのです。

お母さんのおなかの中にいるうちに卵母細胞は第一減数分裂を開始しその前半で休止状態に入ります。

参考:産婦人科の基礎知識

流産確率の時期とHCGの上昇

流産とは「妊娠22週未満の胎児が母体から娩出されること」と定義されています。

広義には人工的な妊娠中絶も流産に含まれますが、一般に流産といえば自然流産を指します。

また、妊娠12週未満の流産を早期流産、12週以降を後期流産といいますが、流産全体の約90%を早期流産が占めています。

流産後のHCGの上昇について... 私は6週目(おそらくですが)の先週の月曜日に激しい下腹部痛と血の塊が出て早期流産をしました。 胎盤が見えなかったので子宮外妊娠だったかもしれません。 子宮内にまだ血の塊らしきものが残っていて先週の木曜に緊急入院、そうは手術を行い、翌日退院しました。 今日外来に行ったのですがHCGの値がそうは手術後600台だったのが倍近くの1100に。ジネコ

厚生労働省の調査によれば、流産は妊娠の10~20%に起こり、その頻度は女性の年齢に比例するといわれており、海外の調査では40歳代で50%に至るという報告もあります。

近年、高年妊娠・出産の増加に伴い、流産を繰り返す反復流産や、死産・新生児死亡を繰り返す「不育症」が増えており、厚生労働省でも対応に追われています。

妊娠初期流産の原因と確率

妊娠初期に起こる早期流産の原因の大半が受精卵の染色体異常で、約80%を占めています。

染色体異常は女性の年齢が上がるにつれて増えますが、その原因は卵子の質の低下だと考えられています。

前項で述べたように卵子は出生時につくられてから排卵までの長い年月を眠りに就いたまま過ごしますが、その間に母体が摂取する薬物やホルモンなどへの暴露や、自然環境から受けるストレス(放射線や化学物質など)、精神的なストレスなどにより卵自身の元気が失われていくのでしょうか。

現在のところ、はっきりとした原因は不明ですが、細胞の中のエネルギー工場・ミトコンドリアの機能低下が卵の老化を招いているのではないかとする研究報告もあります。

また、一昔前の日本であれば20代前半には見合い結婚で嫁ぎ、結婚相手の家に入って生涯の間に何人もの子供を産み育てるのが普通でした。

しかし、現代の女性は男性とそん色なく仕事こなし、人間関係に悩み、睡眠不足になりがちな不規則な生活に加え、酒やたばこを好む女性も増えています。

また、晩婚化と少子化の影響で女性の生涯の月経回数は格段に増え、ホルモンへの暴露、女性特有の病気にかかるリスクも格段に上がっています。

産む、産まないに関わらず、女性が生活で気をつけることは?

参考:女と男のディクショナリー

流産の原因のほとんどが染色体異常

染色体の異常は卵の年齢が上がるほど、その頻度は上昇します。受精卵に染色体異常があると、その大半が正常に生まれることなく流産してしまいます。

染色体異常が起こる確率は年齢を追うごとに増えていき、35歳では135分の一ですが、わずか3歳上の38歳ではほぼ倍の65分の一へと急上昇します。

染色体異常は母体の出産児年齢が高くなるほど発症率が高くなることが知られています。

参考:仙台赤十字病院

DNA複製

私たちの細胞の中にはからだの設計図であるDNAがしまいこまれていますが、DNAは4種類の化合物の組み合わせによって暗号のような設計情報を保存しています。

この情報は2本のひものようなものにくっついていて、普段は対になって存在していますが、DNAを複製するときには1本ずつに分離して、それぞれがもう1本のひもに情報をコピーします。こうしてDNAは分裂していきます。

DNAは私たちの体を作る設計図と言えます。参考:中外製薬 バイオのはなし

細胞分裂

ふだんDNAはたんぱく質でできた「糸巻き」に巻かれた状態で細胞核の中に格納されていますが、細胞が分裂するときにはかんたんにほどけないようギュッと凝縮します。

この、DNAが凝縮した状態を染色体と呼んでいます。染色体は細胞分裂にともなってふたつの細胞に分配されていくのです。

ゲノム情報を含む鎖状の化学物質。

 

 

ヒトの染色体は全部で23対あり、23番目の性染色体はXXの対ならば女性、XとYの組み合わせなら男性になります。

1.正常な女性の染色体

正常な女性の染色体構造図。 13番目に異常がみられる女性の染色体(矢印の部分)

異常がみられる女性の染色体構造図。

この写真では、15番の染色体が1本しかありませんが、実は15番の染色体のうち1本が13番の染色体に結合しているのです。こうした異常を転座と呼びます。

染色体の転座。

(3)転座が起きた染色体のイメージ

染色体が転座したイメージ図解。

(4)Aは正常な染色体。Bは転座が起きているけれども、染色体の全体量としては正常な染色体と同じなため、流産の原因とはなりにくい。Cの場合は遺伝子の重複があり、Dは遺伝子が不足するため流産の原因となる。

参考:(1)~(4)いずれも大学病院医療情報ネットワーク研究センターHPより

トリソミーは加齢による卵子の染色体数異常

また、転座とは異なる染色体が不対になる遺伝子異常があり、そのうち代表的なものがトリソミーと呼ばれるものです。

トリソミーとは2対のはずの染色体が3本になってしまう異常です。逆に2本のはずが1本になってしまう異常をモノソミーといいます。トリソミーは卵子の老化に伴う染色体の不分離(分離不全)が原因で起こります。

染色体の不分離による卵子の染色体異常。

参考:日本生殖医学会

トリソミーは主に13番、18番、21番の染色体に起こりますが、実際にはほかの染色体にも起こります。

しかし、そのほかの染色体に不分離が起こることは、生命活動に深刻な問題を引き起こすために流産か死産となり、生まれてくることはほとんどありません。

13トリソミーはパトウ症候群

18トリソミーはエドワーズ症候群

とも呼ばれますが、出生すること自体がまれで、生まれても1年生存率は10%程度といわれています。

21トリソミーはダウン症候群として知られていますが、それでも80%は流産、死産となり生まれてくるのは20%程度とされています。

13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーは何らかの異常によって3本になっている状態です。

加齢により影響される産科・新生児異常

妊娠前の異常としては婦人科特有の病気があげられますが、その代表的なものとして子宮筋腫と子宮内膜症があります。

子宮筋腫になりやすい年齢は?

子宮筋腫は月経のある女性全体では約20%に発症する病気で、特に30~40歳代に多くみられ、35~50歳で患者全体の80%を占めるといわれています。

子宮は文字通り子どもを守り育てる場所で、平滑筋という筋肉でできた袋状の臓器です。

平滑筋とは腕や脚の骨格筋と違い、自分の意思で動かすことのできない筋肉です。胃袋や腸、血管なども平滑筋でできています。

子宮筋腫はこの平滑筋をつくっている細胞が腫瘍化したもので、ほとんどは良性ですが症状がでにくいこともあり、10kgにまで成長した症例もあります。

筋腫が妊娠に与える影響は?

筋腫はできる場所や大きさによって症状や妊娠への影響が異なります。

子宮を包み込むうすい漿膜の内側にできる漿膜下筋腫は、子宮の外側に向かって成長します。症状がでにくく妊娠時などの検査によって発見されることが多い筋腫です。

筋層内筋腫が与える影響

子宮平滑筋の内部にできる筋層内筋腫は、子宮筋腫の中で最も多いタイプで、小さいうちは無症状ですが大きくなると不正出血を起こしたり、流産や早産の原因になることもあります。

子宮の内側にできる粘膜下筋腫は月経痛や月経過多などの症状を引き起こし、不妊症の原因になります。

子宮筋腫できた場所により、粘膜下筋腫、筋層内筋腫)、漿膜下筋腫)の3つに分けられています。

参考:日本産婦人科学会

子宮筋腫の原因はよくわかっていません

女性ホルモンのエストロゲン分泌量と筋腫の成長には相関関係があり、初経が早く妊娠回数が少ない現代女性に増えていると考えられています。

筋腫の成長はエストロゲンに依存するため、閉経を迎えると筋腫は小さく縮小していきます。また、高カロリー、高脂肪食が筋腫の肥大に影響するのではないかとも言われています。

子宮筋腫の検査・治療方法

子宮筋腫の治療法には、手術による外科的治療と投薬療法とがありますが、投薬療法は「偽閉経療法」といい、薬によって閉経状態をつくりだす治療法です。

薬物療法ではエストロゲンを抑制するので更年期のような症状が出たり、投薬を中止すると再び筋腫が大きくなったりします。このため、手術までの一時的な治療か閉経間近の患者さんに対して行われるのが一般的です。

子宮筋腫核出術の開腹手術

外科的手術で子宮を全摘出すれば根治することができますが、妊娠を望む場合には筋腫だけを切除する筋腫核摘出術が適用されます。この場合、再発のリスクが残るので出産後に全摘出術を行うことが勧められます。

子宮内膜症と症状チェック

子宮筋腫と並んで妊娠前に起こるもうひとつの代表的な婦人病が「子宮内膜症」です。

子宮の内側には受精卵が着床するための緩衝組織、いってみれば胎児を守るふかふかのベッドのような子宮内膜が存在しています。

子宮内膜は月経周期に従って発達し、受精卵の着床がなければはがれ落ちて月経血となり排出されます。

子宮内膜症原因

通常は子宮の内側で発達するはずの子宮内膜組織が、なんらかの原因によって子宮以外の場所で増殖してしまうのが子宮内膜症です。

子宮内膜症も子宮筋腫と同様、女性ホルモンのエストロゲンに影響を受けることがわかっています。初経が早く妊娠回数の少ない女性ほど、月経回数が多くなりエストロゲンへの暴露も増えます。

一説に、明治期の女性の生涯の月経回数40~50回に対し、現代の女性は実に400回ともいわれていますので、子宮内膜症はもはや現代病といってもいいでしょう。

チョコレートのう胞

子宮内膜症が起こりやすいのは子宮と臓器のあるお腹とを仕切る腹膜や、子宮と直腸の間にあるダグラス窩とうくぼみ、そして卵巣です。

子宮内にある子宮内膜は、はがれ落ちて排出されますが、子宮以外の場所にできた子宮内膜組織は排出されずその場にたまってのう胞を形成することがあります。

卵巣に出いた子宮内膜組織は外へ排出されず、チョコレートのう胞と呼ばれる袋状の組織を形成します。

卵巣チョコレート嚢胞(のうほう)。

 

子宮内膜症ができやすい場所。参考:持田製薬 

子宮内膜症とは、月経期に子宮以外の場所にできた子宮内膜も剥離・出血しますが、血液や内膜を体外に出すことができず、体内に溜まります。結果、チョコレート嚢胞ができたり、諸臓器との癒着が起こります。

参考:日本医師会

子宮内膜症メカニズム

子宮内膜症がなぜ起こるのか、そのメカニズムは詳しく解明されていませんが、月経血が卵管を通って逆流するために起こるという説があります。

しかし、月経血の逆流は大半の女性に起こっていることがわかっており、それだけでは子宮内膜症の原因とはいえません。

一部には環境ホルモンや免疫の問題を指摘する声もありますが、はっきりとした結論は出ていないのが現状のようです。

専門医の間では、月経痛の強い女性が普段から低用量ピルを用いることで、子宮内膜症の予防につながるとする意見もあります。

高齢出産 (高年出産)母体のリスク

加齢によって高まる妊娠中の異常リスクには妊娠糖尿病や妊娠高血圧が挙げられます。妊娠糖尿病とは、明らかな糖尿病ではなく妊娠に伴って血糖値が上昇する一過性の高血糖状態を指しています。

妊娠前から糖尿病と診断されていたり、妊娠中に糖尿病と診断された場合は妊娠糖尿病とは呼びません。本当の糖尿病として、妊娠糖尿病よりもさらに高度な血糖コントロールが要求されることになります。

妊娠中の低血糖対策

私たち人間は食事から摂取した糖質(炭水化物)をグルコース(ブドウ糖)に分解して血液中に放出し、末梢組織の細胞にエネルギー源として供給しています。

そして、血液中に遊離しているグルコースを取り込むためのホルモンがインスリンです。

妊娠の初期には血液中のインスリンが増えるため、血液中のブドウ糖は速やかに取り込まれ、空腹時の血糖値は低くなります。

しかし、妊娠後期になると胎児にブドウ糖を供給するため、末梢組織でのインスリンの働きが弱まり、ブドウ糖が取り込まれにくくなります。

この働きはプロゲステロンやエストロゲンなどの性ホルモンと、胎盤を成長させるためのホルモン・ラクトーゲンによるものと考えられています。

妊娠高血圧症候群(PIH)

本来は胎児の成長を正常に促進するための働きで、妊婦のおよそ1~3%に起こるといわれていました。

しかし、最近は増加傾向にあり、日本では妊婦の10%程度に発症するといわれています。妊娠中の血糖値の上昇は母体に妊娠高血圧を引き起こしたり、胎児には流産や巨大児、心肥大などを起こすリスクが高まります。

妊娠に伴って血圧が上昇、体のむくみやタンパク尿などの症状を引き起こす「妊娠中毒症」は、古くからその存在が知られていましたが、現在この病気は日本産婦人科学会によって、海外での病名や病気の定義に合わせて「妊娠高血圧症候群(PIH)」と改められています。

そして、その定義は「妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧がみられる場合、または高血圧にタンパク尿を伴う場合のいずれかで、かつ、これらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものではないもの」とされています。

妊娠高血圧症候群は妊娠の早い段階で発症すると重症化する可能性が高まります。

このため、妊娠32週未満の発症を「早発型」、妊娠32週以降の発症を「遅発型」としています。

妊娠高血圧になりやすいのは、もともと高血圧や糖尿病、腎臓病などの病気があるか、家族歴がある場合、太り過ぎや痩せすぎ、そして高年初産の妊娠です。

なぜ妊娠高血圧になるのか、そのメカニズムは解明されていませんが、子宮と胎盤をつなぐ血管の形成が不十分で胎児への栄養や酸素の供給がうまくいかず発育が悪くなり、母体が無理に多くの血流を送り込もうとして血圧を上げる、という説が有力です。

しかし、胎児の発育が良好でも起こる場合もあり、実際の原因はよくわかっていません。

病気が症状として現れる原因の図式。

参考:日本妊娠高血圧学会

 

妊娠高血圧症候群になると、母体には子癇(しかん)と呼ばれる全身性のけいれんが起きたり、脳出血などの脳血管障害やHELLP症候群という血液凝固障害などを引き起こし、生命にかかわる場合もあります。

一方、胎児は胎盤からの酸素や栄養素が欠乏して発育不全を起こしたり、胎盤の早期剥離を起こしたりして、最悪の場合は子宮の中で死亡してしまうこともあります。

加齢分娩異常(微弱陣痛・軟産道強靭)

高年初産では分娩誘発や陣痛促進を要する割合が増えますが、これは加齢によって子宮が収縮する力が弱かったり、産道が硬くなっていたりするために起こると考えられます。

陣痛の弱い「微弱陣痛」や、産道が硬くなる「軟産道強靭」がこれにあたりますが、これらは分娩時間を長引かせ母子ともに大きな負担となりますので、陣痛促進剤や子宮頸管熟化剤などの分娩誘発剤を使用する頻度が高くなります。

また、赤ちゃんがなかなか出てこられず心拍数が下がるなどした場合には、赤ちゃんの頭に吸引カップを吸いつけて引っ張りだす吸引分娩や、大型のスプーンをふたつ合わせたような鉗子(かんし)を用いる鉗子分娩などの器械分娩が行われます。

帝王切開の頻度も高くなり、分娩時の出血が多くなる傾向もあります。また、高年初産では低体重児が多いという報告もあります。

妊娠リスクスコア

厚生労働省の科学研究判で作成した「妊娠リスクスコア」によれば、年齢40歳以上でスコアは5となり、ハイリスク群(4以上)に分類されます。

ハイリスク群の吸引・鉗子・緊急帝王切開率は低リスク群に比べて非常に高く、高度周産期医療を誇るわが国でもクリニックや助産院単独での対応は困難です。

また、地域中核病院でも少子化によって産科が縮小、勤務医が不足している実態があります。

高年出産への対応は個人病院やクリニックと周産期センターなど高度医療機関の地域医療連携が欠かせない現状となっています。

基幹病院と診療所の役割分担が不明確な原因のためハイリスク妊娠と低リスク妊娠が混在している。

 

参考:日本産婦人科学会 ハイリスク妊婦の評価と周産期医療システム

卵子の数と年齢

女性の体の中では胎児のころに約700万個もの卵子が作られますが、その後、初経を迎えて妊娠できるようになるまでは卵巣の中で眠りについたままです。

しかし、眠りについている間も卵子は減り続け、思春期を迎えるころには20~30万個にまで減少しています。その後も1回の月経周期で約1000個が消滅していき、50代を迎えるころにはゼロになってしまいます。

原始卵胞

実は、卵巣の中で眠っているのは卵子ではなく原始卵胞とよばれる卵のもとで、この卵胞が1日に30~40個くらい卵子になるべく成長していきます。

しかし、ほとんどは卵子になることなく消滅してしまうのです。

これが繰り返されて最終的に残った1個が卵子として排卵されます。つまり、1回の月経周期において約1000個の卵胞が消滅し、1個だけが卵子として生き残るわけです。

排卵後に卵胞消失する

こうして、ほとんどの卵胞は消滅してしまい、生涯の全月経回数において最終的に排卵前の段階までたどり着ける卵胞はわずか400個程度に過ぎません。

原始卵胞が排卵前の卵胞に成長するまで約1年かかります。

その間には13回の月経がありますから、今日、成長をはじめた原始卵胞たちが排卵前までたどり着くのは、今から数えて14回目の月経ということになります。

スクリーニング検査 AMH(アンチミューラリアンホルモン)

不妊治療で行うスクリーニング検査にアンチミュラーホルモン(AMH)の量を測定する検査があります。

AMHは発育途上にある卵胞から分泌されるホルモンで、現在卵巣の中に原始卵胞がどのくらい残っているかを調べる検査です。

卵巣に残っている原始卵胞の数が少なくなるとAMHの値が低くなるので、妊娠する確率も低くなると考えられています。ただ、AMHは残存する卵胞の数を調べる検査であって、卵の質を調べることはできません。

原始卵胞の数が多くても、卵の質が低下していると妊娠する確率は低くなりますし、逆にAMHの値が低くても卵が若々しく元気ならば妊娠に問題はありません。

妊娠は卵の質、卵の老化の程度に依存するものなのです。そして、卵の老化の程度は、自分自身の年齢に等しく、現在の実年齢が40歳ならば、卵も40歳なのです。

卵巣年齢が若い原因とは

とはいえ、同じ40歳でも外見が若々しく20代かと思うような人もいれば、60歳にみられてしまうような人もいます。

卵巣の機能や卵の数も人それぞれ、個人差は大きいものです。外見が若く見えるから卵巣も若い、というものではありませんが、やはり若くありたいと思い、生活習慣に気をつけている人は身体機能全般が実年齢よりも若く保てているといえるでしょう。

脳によってコントロールされ、卵巣や子宮など生殖器で作用する性ホルモンは、その分泌量や働き具合が脳にフィードバックされています。

女性ホルモンバランスが乱れる

精神的に安定して前向きな人は総じてホルモンバランスが良好ですが、精神的なストレスを受けたり、乱れた生活習慣や偏った食生活を送っていると次第にホルモンの分泌量やバランスが乱れ始めます。

乱れたホルモンバランスのフィードバックを脳が受けとると、バランスを取り戻そうとしてホルモンの分泌量をコントロールしようとします。

しかし、ストレスや栄養の偏重などで正しい判断を下せなくなっていると、脳が誤った指令を出してさらにバランスを乱すことになります。

こうして、脳と局所のフィードバックが誤ったまま繰り返されると、誤差がどんどん大きくなる悪循環となり、ついには制御不能となって全身の不調やさまざまな症状を引き起こす原因になってしまいます。

脳のコントロールによる女性ホルモンの分泌システム。

参考:スター薬局

妊活の第一歩は生活習慣の見直し

妊娠出産を希望するのであれば、今日から、今すぐにでも生活習慣を正して、全身の身体機能を若々しく保つ努力を始めましょう。

残念ながら、女性が妊娠できる期間には限りがあり、誰にも例外なく終わりのときは訪れます。

出産に向けての妊活の第一歩は生活全般を良好に保つこと、そして、始めるのは早ければ早いほど良いことをお忘れなく。

オートファジーと染色体異常

10月3日、東京工業大学の大隅良典栄誉教授がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。日本人のノーベル賞受賞は3年連続、大変喜ばしい快挙といえるでしょう。

大隅さんがノーベル賞を受賞した研究は、細胞内でおこる「オートファジー」という現象についての基礎研究です。

オートファジーの仕組み

およそ37兆個の細胞からなる私たちの肉体。

そのすべての細胞でオートファジーは起こり、生命の維持に重要な役割を果たしています。もちろん、赤ちゃんのもととなる卵子や、さらにその大もとである原始卵胞も細胞です。

細胞の中には人体の設計図であるDNAを格納した細胞核のほかに、細胞に必要なエネルギーを作り出し、機能を維持するための小器官が存在しています。

しかし、体内で起こるさまざまな物理的ストレスや化学的ストレスによって小器官は傷み始め、細胞の働きはだんだん悪くなります。

小器官の中でも、特にミトコンドリアの働きが悪くなると、細胞の維持に必要なエネルギーがうまく作れなくなり、細胞の老化を招く原因となります。

オートファジーはこうした古くなって働きの鈍った細胞内の小器官を酵素によって分解し、アミノ酸として再利用する仕組みです。

オートファジーの概略図。

参考:東京都ホームページ

細胞内を掃除するオートファジー

オートファジーは、細胞が栄養飢餓状態に陥ると活性化され、分解したアミノ酸を栄養として再利用する仕組みですが、ほかにも重要な働きがあります。

古くなって傷んだミトコンドリアなどの小器官が放置されるとさまざまな病気の原因となるので、オートファジーによる細胞内の「清掃」が健康維持に欠かせないということ、それともうひとつは細胞分裂の際の「染色体の安定」です。

細胞分裂は一気に起こるのではなく、少しずつ断続的に起こるのですが、このときにオートファジーが働かないと染色体の数が異常な核が多く現れるようになるのです。

この状態が続くと細胞はがん化し、異常増殖を始めるのです。

卵子のもと原始卵胞

オートファジーは卵子のもととなる原始卵胞でも欠かせない現象で、さらに受精卵でオートファジーがうまく働かないと妊娠状態が完了せず、不妊につながることもあり得ます。

オートファジーは飢餓状態で活性化するため、妊娠初期のつわりは、食事の量を減らして細胞に栄養飢餓状態を起こし、オートファジーを活性化させるための現象なのかもしれませんね。

DNAの合成に欠かせないビタミンB群の葉酸

細胞は分裂するとき、DNAをふたつに切り裂いて、それぞれがコピーをつくります。このときコピー先のDNAの合成に欠かせないのがビタミンB群の一種である葉酸です。

DNAのコピーに不可欠な葉酸は、細胞分裂が活発な体内組織で要求量が増えます。

厚生労働省が妊娠前~妊娠初期に葉酸の摂取量を増やすことを推奨しているのは、妊娠中に葉酸が不足すると胎児の神経細胞のDNA合成がうまくいかず、二分脊椎症や神経管閉鎖障害などを引き起こすためです。

葉酸の代謝は2段階

葉酸はDNAを合成に使用するために代謝を受け、腸から吸収された葉酸が酵素により代謝を受け、テトラヒドロ葉酸という物質に変換される。

この代謝によってDNAの合成を促進するのですが、葉酸は健康な正常細胞だけでなくがん細胞にも作用します。

代表的な抗がん剤であるメトトレキサートは、この代謝経路を断ち切ることで、葉酸ががん細胞のDNA合成に利用されるのを妨げ、増殖を防いでいます。

ジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害すると、テトラヒドロ葉酸を作れなくなります。

参考:役に立つ薬の情報

健康な細胞には十分な葉酸を、異常細胞には葉酸を与えないようにすることが必要ですが、そのためにはオートファジーを活性化して、染色体の異常をつくりださないようにすることが大切なのです。

オートファージーとミトコンドリア

繰り返しますが、オートファジーは栄養飢餓状態で活性化されますので、食べ過ぎは禁物です。

特に高年初産で妊活中の女性は食事の摂りすぎに気をつけなければなりません。なぜならば、原始卵胞を元気にするには、オートファジーを活性化するとともに、細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアも活性化させなければならないからです。

卵子のようにミトコンドリアを活発にするには葉酸が不可欠

ひとつの細胞には数百~数千のミトコンドリアが存在していますが、ミトコンドリアは細胞が持つDNAとは別の独自のDNAを持っています。

ですから、卵子のようにミトコンドリアの多い細胞を元気にするにはより多くの葉酸が必要になります。

そして、ミトコンドリアの活性を高めて、元気の素であるエネルギー産生を促すにはサーチュインと呼ばれる遺伝子を目覚めさせなければなりません。

サーチュインとは別名「長寿遺伝子」と呼ばれ、ミトコンドリアを活性化し、細胞を若々しく保つために必須の遺伝子です。

サーチュイン遺伝子を活性化

普段、サーチュインはあまり働かず休眠しているのですが、細胞が飢餓状態になると目覚め、ミトコンドリアの働きを活性化させるのです。

つまり、食事制限をして飢餓状態を作り出すことが、オートファジーとサーチュイン遺伝子を活性化し、細胞を元気に保つ秘訣なのです。

特に高齢で妊娠を望む高年初産の女性は、原始卵胞や卵子を健康で若々しく保つために食べすぎには注意したいものです。

葉酸の摂取量は厚生労働省でが定めている

しかし、食事の量を減らすと妊娠に欠かせない大切な葉酸の摂取量も少なくなってしまいます。

葉酸は体内で代謝によってDNAの合成に使われますが、葉酸の代謝能力は個人差があり、さらに食事から摂取しにくく吸収されにくい栄養素なのです。

そのため、厚生労働省でも妊娠を望む女性や妊娠中の女性に、食事からの葉酸が不足する場合はサプリメント等による葉酸摂取を推奨しています。

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でも、「妊娠中にサプリメントってちょっと心配」、という女性は多いもの。そこで、安心しておススメできるサプリを少しだけご紹介しておきましょう。

ベルタ葉酸サプリ

まずは人気ナンバーワンの「ベルタ葉酸サプリ」をご紹介しましょう。ベルタ葉酸サプリは、妊活中の女性に絶大な人気を誇る葉酸サプリです。その人気の秘密は、

  • 400μgのモノグルタミン酸型葉酸を酵母に含有
  • 女性に不足しがちな鉄分16mgを配合
  • カルシウム232mg
  • ビタミンミネラル27種類を配合

加えてツバメの巣、プラセンタ、コラーゲンなど女性に嬉しい美容成分も配合されている点にあります。

ベルタに使用されている葉酸は、葉酸そのものをダイレクトに摂取するのではなく、酵母に含有させています。

こうすることで、食品から摂取するのと同様、体内での消化による効率のよい吸収が期待できます。

また、使用されている葉酸はモノグルタミン酸型と呼ばれるタイプで、厚生労働省の摂取推奨値もモノグルタミン酸に換算された量で示されています。

プテリジン葉酸

葉酸はプテリジンという化合物にパラアミノ安息香酸とグルタミン酸が結合したものです。

パラアミノ安息香酸はかつてビタミンの仲間とされていましたが、現在はヒトにとって必須の栄養素ではないとされています。

食品中に含まれる葉酸は、グルタミン酸が複数結合したポリグルタミン酸と呼ばれるタイプで、食事から摂取されたあと消化酵素によってモノグルタミン酸に分解されてから吸収されます。

このため、食品中の葉酸は利用効率が一定ではなく、おおむね25%~81%とされています。2015年版の日本人の食事摂取基準では、食事由来の葉酸利用率は50%とされています。

葉酸の多い食品

葉酸は、植物由来の食品ならなら枝豆やブロッコリー、動物由来なら牛や鶏のレバーに多く含まれます。

しかし、葉酸は水溶性で熱に弱いため調理の過程で多くが損なわれてしまいます。大人において葉酸が不足すると巨赤芽球貧血という悪性の貧血を起こす原因となります。

一方で、葉酸は亜鉛と結合しやすく、小腸からの亜鉛の吸収を阻害する可能性があるので、葉酸の大量摂取は避けなければなりません。

亜鉛も葉酸と同様、細胞分裂やDNAの合成に深くかかわっており、不足しがちな栄養素です。

妊娠中のカルシウムの取り方

ベルタ葉酸サプリにはカルシウム232mgが配合されていますが、妊娠中は普段よりもカルシウムの要求量が増すので、この点も妊活ママにはうれしいポイントですね。

みなさん、骨の役割はなんだと思いますか?骨は身体を守り支えるための、文字通り「骨格」を形成するものですが、実はもっと重要な働きがあるのです。

それは、「カルシウムの貯蔵」。太古の昔、私たちの祖先がまだ海に棲んでいたころ、カルシウムは海水から豊富に供給されるため、骨は運動するための用途でしかありませんでした。

カルシウム貯蔵場所が骨格

太古の海では、巨大な水棲生物による生存競争によって生命の危機が増大し、私たちの祖先が陸上に活路を求めました。

しかし、水棲生物が上陸して進化するためにはカルシウムの摂取が問題となります。その問題を解決するために生まれたのが骨格だったのです。

骨格は水中とは比較にならない重力につぶされないよう身体を支え、かつ大切なカルシウムを貯蔵するために発達した器官なのです。

カルシウムのはたらき

カルシウムは細胞の内外にあって、内と外とのバランスで細胞の伸縮をコントロールしています。

心臓の拍動や筋肉の動き、神経の働きなどカルシウムは生命活度にとってなくてはならないミネラルで、そのため血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれているのです。

妊娠中は胎児の骨や歯を成長させるために、お母さんのカルシウムがどんどん使われます。

このため、食事からのカルシウム摂取が不足すると母体の骨や歯が分解されてカルシウムが動員されます。カルシウムの不足は血管の伸縮にも影響し、妊娠高血圧の原因にもなります。

妊娠中の1日のカルシウム摂取基準は通常の1.5倍、900mgとされています。ベルタ葉酸サプリには232mgのカルシウムが配合されていますが、この量は牛乳200mlとほぼ同じ、煮干し10gに匹敵する量です。

葉酸、カルシウム、鉄分など妊娠に必要な栄養素が安心して摂れる「ベルタ葉酸サプリ」。絶大な人気の秘密は妊活ママのためを思った成分配合によるものなのですね。

ベジママ

ベルタ葉酸サプリが葉酸サプリ人気ナンバーワンなら、現在妊活中のママからの支持を受け、人気赤マル急上昇中なのが「ベジママ」です。

ベジママには葉酸も配合されていますが、メインの成分はピニトールとルイボス、アイスプラントです。

多嚢胞性卵巣症候群の症状

最近、若い女性に多くみられる排卵障害に多のう胞性卵巣症候群という病気があります。主な症状としては、

  • 月経周期が長い(おおむね35日以上)
  • 以前より月経が不規則になった
  • にきびや吹き出物が多く毛深い
  • 肥満傾向

などがありますが、すべての症状が現れるとは限らず、見過ごされがちな病気です。

この病気の原因は、黄体ホルモンやインスリン(血糖値を下げるホルモン)が過剰で、相対的ンい男性ホルモンの値が高くなるためです。

そのため、卵胞刺激ホルモンが働きにくく、排卵がうまくいかなくなる病気です。

多嚢胞性卵巣症候群に糖尿病の薬が効果を引き出している

病気に気づかない人も多くいるため、受診されず治療や検査に至らないケースが多いのですが、この病気には糖尿病の薬が効くことが分かっています。

血糖降下薬であるメトホルミンには、インスリンに結合するインスリン受容体の働きを良くして、血液中のインスリン量を下げる効果があります。

血糖値を下げるピニトール配合

ベジママに配合されているピニトールは細胞にグルコース(ブドウ糖)を運びこむグルコーストランスポーターの働きを亢進する作用があるので、糖尿病の予防効果が期待されています。

多嚢胞性卵巣症候群の患者の体内ではカイロイノシトールという栄養素の欠乏がみられますが、カイロイノシトールはインスリンの効き具合に関与していると考えられています。

多嚢胞性卵巣症候群の患者にカイロイノシトールを投与すると、インスリンの効きが良くなり、男性ホルモンの値が低下、排卵の増加が認められたとする臨床試験の報告があります。

カイロイノシトールは分子体が結合したもの

しかし、天然に存在するカイロイノシトールはソバ以外の植物からはほとんどみだされていません。

ベジママに配合されているピニトールはカイロイノシトールに-CH3という分子体が結合したもので、この-CH3外れるとカイロイノシトールとして働きます。

ピニトールは乾燥した気候の土地で育つ植物に多く含まれており、大豆やルイボス、アイスプラントなどから見つかっています。

ピニトールルイボスの効果

ピニトールを含むルイボスは、アフリカのセダルバーグ山脈という寒暖差の激しい乾燥地帯でしか自生しない貴重な植物で、乾燥させた葉はお茶やお酒として引用されます。

最近は日本でも健康茶として「ルイボスティー」の名で人気があり、ドラッグストアやスーパーなどでも見かけるようになりました。

ルイボスティーにはフラボノイド類などのポリフェノールが多数含まれており、抗酸化作用があるとされています。

ルイボスティーにはさまざまな健康効果があるといわれていますが、試験管内の実験ではプリン体が尿酸に変換されるのを妨げて、痛風の予防に効果があるとされています。

ほかにも糖尿病の予防、アトピー性皮膚炎、美肌などに効果があるといわれています。

ベジママのピニトールは自社生産されたアイスプラントを使用しているということですが、実はベジママを製造販売しているのは関西鉄工株式会社という鉄鋼メーカーです。関西鉄工は大正12年創立の老舗鉄鋼メーカーで、俗に「金網」と呼ばれているエキスパンドメタルでは国内トップの実績を誇ります。

植物工場から生まれたサプリメント

そんな鉄鋼メーカー・関西鉄工がサプリメントを製造するきっかけになったのが、新規事業として立ち上げた「植物工場」でした。

屋内のクリーンな環境で農薬や化学薬品を使わず高品質な植物や野菜を栽培するテクノロジーで、近年注目を集めています。

ピニトールをアイスプラントで栽培

この「植物工場」での栽培に適した野菜を探しているうちに出会ったのがアイスプラントでした。

アイスプラントは葉の表面が凍ったように見えるところからその名がついた植物で、世界中に多く分布しています。

塩分に強く海水と同程度の塩分濃度でも栽培が可能で、塩分や乾燥によるストレスを与えると、ピニトールの合成が盛んになります。

ピニトールは栽培が容易なうえにピニトールによる糖代謝改善という機能性も持ち、植物工場での栽培にぴったりの野菜だったのです。

関西鉄工では半導体工場と同レベルのクリーンルームでアイスプラントを栽培しているため、害虫がつかず農薬が必要ありません。

また、24時間温度と湿度をコントロールしているため、最適な光合成の環境が保たれています。

2型糖尿病の予防にも推薦

ベジママに含まれるピニトールは妊活だけでなく、2型糖尿病の予防にもよいので、血糖値が気になる男性にもおススメです。

それから、多量の飲酒は体内の葉酸欠乏を招きやすくするので、お酒を良く飲む方にもぜひ試していただきたいサプリメントです。

まとめ

いかがでしたか?

高齢出産、高年初産に対してどのような対策が必要なのか、どんなことを心がければよいのか、少しでもご理解いただけたならうれしく思います。

これをきっかけにして、妊活中のすべての女性によい結果がもたらされることをお祈りしています。